「寝る子は育つ!?心もからだも超スッキリ」をテーマに、第3回コープでわくわく講座を開催し、17組の組合員が参加しました。
前半はハートビートライフ・オカ代表の大家三穂氏に、睡眠に効果的な体操や呼吸法について教えていただきました。
日中は少し汗ばむような軽い運動をしたり、笑ったりすることで夜の睡眠に必要なホルモンが分泌されやすくなるそう。そこで今回は、笑って心も体もリラックスできる体操を実践しました。
睡眠に重要な役割を果たす自律神経は、首から背骨に集まっています。そのため首周りや肩をゆったりと回したり、腰をひねる動作で背骨周りの筋肉をほぐすと眠りやすくなります。椅子に座ったまま首を前後左右に倒したり、無理なく身体をひねる動作を教えていただき、一緒にやってみました。
この体操をするときは、ゆっくり深く呼吸することも大切です。4秒かけて息を吸い、8秒かけて吐く腹式呼吸をすることで、リラックスし、呼吸に集中することで頭の中も空っぽにすることができ、より眠りやすくなります。
身体をほぐした後は、頭を使う足し算じゃんけんや、ポンポンを持って手拍子や足踏みを交えた動きの速い体操も行い、大人もお子さんも思わず笑いがこぼれていました。
後半は富山大学名誉教授の神川康子氏から、子どもの睡眠の大切さについてお話しいただきました。
眠りは身体と脳のメンテナンスをする時間。特に子どもは成長や健康のためにたくさん眠ることが必要です。
子どもの睡眠リズムが崩れる原因には大人の寝不足も関わっているそうです。睡眠が足りなかったりリズムが乱れていると、身体のあらゆる機能に悪影響があり、風邪をひきやすくなったり、心の安定や学校の成績にも影響したりしていきます。
また、睡眠は最初の質が良ければいいというのは誤解で、大人でも7時間、子どもは年齢によって8~13時間の睡眠時間を確保することが必要だそうです。
睡眠の大切さを知ったうえで、子どもの睡眠リズムを整えるために大切なことや、大人が気を付けることを教えていただきました。
「早寝の子ほど、生活リズムが整う傾向があります。親御さんが一番大切にすることを一つ選ぶとしたら『早く寝かせること』です」
スムーズに眠るためには、スマートフォンなどの電子機器は寝る1時間前には使用をやめること、家の中を少しずつ暗くしていくことなど、夜の「光」のコントロールが重要になります。
「家の中が明るいと眠ることができなくなるので、親、家族も生活を整え、一緒に体の時計を修正していくことが大切です」
富山県は睡眠不足で全国ワースト1位になっている県。子どもの大切な睡眠時間を確保するためには、大人も一緒に生活リズムを整えていくことが大切だと学ぶことができました。
参加者 17組(19人)
参加者の感想
- ふだんからできる体操を教えてもらえてよかった。子どもたちも楽しそうでした。睡眠についてわかってはいるものの、子どものリズムが崩れることがよくあります。ますます気を付けていこうとおもいました。
- 呼吸法や睡眠の質が大事だということがよくわかりました。