8月2日、富山県環境保全課の大西さんにお越しいただき、県の出前講座「地域で身近にできる水環境学習」を開催しました。
はじめに富山県の水環境についてスクリーンで学習し、その後は実際に器具を用いて、水のきれいさを測定しました。
透視度を測る実験では、東部センター付近の用水の水を使用しました。透視度計という1メートルくらいのガラスの容器に水を入れて濁り具合を測ります。容器にはヒモで十字の模様がついた底板がついていて、それを水が入った容器の中に入れて、どこまで十字の線がはっきり見えるかで透視度が分かります。
中には、目を凝らしながら「ここかなぁ~?」と見ている方や、「もともと老眼で見にくい場合はどうしたらいいですか?」など質問されている方もいました。
次は、水道水と砂糖水を使ってCODパックテストを行いました。CODパックテストは、有機物などの水の汚れを測定できる器具で、今回は汚れの代用として砂糖を使用しました。
薬剤が入ったチューブに水を入れてしばらく待つと、チューブの中の水色が変化するので、色見本と照らし合わせて汚れ具合を測定します。水道水だと赤色に変化したのに対し、砂糖水は緑色に変化し、参加者は「少量の砂糖しか入っていないのに、こんなに変化するんだね」と驚いていました。
参加者の感想
- 水質に関しての実験はとてもわかり易くて良かったです。
- 私たちの生活と行政が深く結びつくため、もっと交流を進めてもらいたい。
- CODや透視度計などを使えて、復習になりました。またこういう機会があったら、行きたいです。
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