魚津地域会でトーエー食品(株)の「ノンカップ麺」の学習会を開催し、12人が参加しました。
ノンカップ麺は、どんぶりに麺とスープを入れ、お湯をかけて数分待つだけで食べられる即席めん。カップ麺に比べてゴミが少なく、簡単に調理できるので年配の方やお子さんでも作れるエコで便利な商品です。
今回はトーエー食品(株)から剱さんにお越しいただき、エコで便利なだけじゃない「ノンカップ麺」のこだわりについて教えていただきました。
トーエー食品はもともとカップ麺を作っていましたが、工場見学に来たある生協の組合員の「カップ麺はゴミが出るし、袋麺は鍋を使わなくちゃいけないから、お年寄りや子どもに作らせるのは心配」という声がきっかけで、ノンカップ麺が生まれました。
ノンカップ麺がエコなのは、単にゴミが少ないからだけではありません。
国産の小麦やそば粉を使用することで食品の輸送距離が短いため、CO2の排出が少なく、添加物を使わないので規格外の麺が家畜の飼料に再利用でき、フードロスが減らせるようになっています。
「国産の小麦やそば粉にこだわり、かんすいや焼成カルシウム、増粘剤などの添加物を使用せずに麺を作っています。カップにかかる費用がない分、野菜や肉などから自然のエキスでスープを作ることにもこだわっています。だからノンカップ麵のスープは最後まで飲み干していただけます」と、味だけでなく健康や安全にもこだわりがあることを教えていただきました。
ローリングストックにもぴったりなノンカップ麺。カップがない分省スペースで持ち運びやすく、水でも調理でき、水がなければそのまま砕いてスープ粉末を混ぜ、スナック菓子のように食べられる、というお話に、参加した皆さんからは驚きと関心の声が上がっていました。
お話を聞いた後は、ノンカップ麺と市販のカップ麺の食べ比べをしてみました。
「ノンカップ麺のほうは、お出汁の味がぜんぜん違う。自然な味がする」「カップ麺はしょっぱくてスープを飲めない感じがするけど、ノンカップ麺は全部飲めるね」「入っているネギが大きくておいしかった(お子さんの感想)」と、ノンカップ麺のおいしさやこだわりを実感できたようでした。
参加者の感想
- 丼に入れてまで即席めんを食べなくても…と思って利用したことがなかったけど、おいしかったので今度買ってみたいと思った。
- カップがないから、買ってストックするのも場所をとらなくていい。離れて暮らす子どもに送る荷物の隙間にも入れられてよさそう。
- 種類がたくさんあるので、セットを購入してみたい。