6月12日(水)東部センターにて、子育て委員会主催の「色育ときらきらステップ(離乳食)の試食会」を行いました。
講師として「色育シニアインストラクター」の東 優子さんにお越しいただき、色塗りワークを行いながら「色育」とは何かを教えていただきました。
「色育」とは、色塗りワークなどで自分の心のままに色を選び、「どうして自分はその色を選んだのか?」を考えることで、自分の気持ちに向き合うきっかけとなるものなんだそう。「その際に自分の気持ちを言語化することがうまくなり、自分を好きになることにもつながっていきます」と東先生。
また子どもにとっては、気持ちを色に表して伝えることで集中力や想像力、コミュニケーション力を高める効果も期待できるそう。今回は、お子さんにも「楽しそう」と興味を持ってもらうため、まずお母さんたちが色育を体験してみることになりました。
はじめに簡単なワークとして、30秒間じっと同じ色を見たあとに真っ白なキャラクターの絵を見たとき、どんな色に塗られているように見えるかを体験しました。東さんは参加した皆さんに何色に見えたかを聞きながら「そのとき見えた色が自分の気持ちを表しているかもしれません」と話しました。
その後、様々な色で塗られたキャラクターの絵が参加者の手元に配られ、「困っているように見えるのは何色のキャラクターですか?」と東さん。みなさん、手元の絵を真剣に見つめながら「青」や「緑」の絵を掲げます。
「そのキャラクターはどんなことに困っていると思いますか?」と問いかけられると、参加者のみなさんは「迷子になってママを探している」「何もかもが嫌になってしまった」などと自分のことばで想像を膨らませました。東さんが「青色は”伝える”というのがキーワード。青を選んだ人は自分の気持ちに蓋をしてしまって、うまく伝えられていないのかもしれませんね」と説明をすると、ワークをきっかけにお母さんたちが困っていることなどを話し合い、交流のきっかけになっていました。
続いて、真っ白なキャラクターに自由に色を付けていく塗り絵ワークを行いました。テーマは「子育て中の自分」。参加者のみなさんは迷いながらも色鉛筆を手に取り、色を重ねたり、模様を付けたりしながら完成させました。その後、隣の人と塗り絵を交換し、隣の人が塗ったキャラクターの外側に色を塗りました。
終了後に「どういう気持ちで色を塗ったか」を質問されると、参加者のみなさんは「なかなかうまくいっていないけど、やさしく子育てしたいという気持ちを表現した」「やるべきことが多くて大変だけど、それが楽しいという気持ちを表したくてやさしい色を使った」などそれぞれの考えを話してくれました。
中には、「子育て中の自分は家事に育児に奮闘していて、燃えている感じを表現したけれど、隣の方にキャラクターの周りに青空を描いてもらったことで、視野を広げてもらった気がしてうれしかった」と、色塗りを通して周りのお母さんと交流できたという声もありました。
色育ワークが終わると、お子さんたちのお腹がすいたころ。今回はコープの離乳食「きらきらステップ」をふんだんに使って、お子さんたちに離乳食を食べてもらいました。「子どもがパクパク食べて驚いた!」「チンするだけで準備できるものがたくさんあって便利。全部を一から作ろうとするととても大変」という声があがりました。
中でも、「野菜入りトマトコンソメ」はトマトの酸味に驚き、「すっぱい顔」を披露するお子さんがたくさん。お母さんも試食してみると、「本格的なトマトの酸味!こういうものは普段あげられないから、このコンソメを使うと便利だね」などの感想がありました。
参加者の感想(参加人数 大人8名 子ども5名)
- 色を通して自分の気持ちを知ることができて楽しかった。
- 初めて色育をしましたが、とても参考になりよかった。
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離乳食の試食をしてみて、
素材の味がしっかりしていて安心してあげられると思いました。 -
色々な離乳食を食べることができて良かった。