当たり前のように耳にするようになった「地球温暖化」について学習し、温暖化による地球への影響や、私たちにできることを教えてもらう学習会を開催しました。

富山県 環境政策課の職員さんに講師としてお越しいただきました
まずは、地球温暖化によっておこる気候変動について学習しました。1850年と比べると、世界の平均気温は9℃上昇しており、それによってさまざまな異常気象・生態系への悪影響が起きているということが分かりました。
平均気温の上昇は、日本で、そして富山県でも同じく起きており、他人事ではありません。水産業では海水温の上昇によって富山でよく獲れていた魚が獲れず、反対に高水温を好む魚の漁獲量が増加するなどの影響が発生しています。自然への影響では、令和5年7月に県内で初めて線状降水帯が発生し、豪雨による被害がありました。
これからも地球の気温は上昇していくと予測されており、早くに対策を打つ必要があります。
私たちが暮らしの中でできることとして、5つのポイントを教えていただきました。
1つは「超簡単!誰にでもできる」エコのポイント。宅急便は宅配ボックスの利用や、確実にいる日時を指定して一度で受け取ることや照明をLEDにすることなどがこれに当たります。
2つめは「省エネ住宅」。断熱性能や気密性能の高い住宅にすることで電気や燃料のムダがなくなります。
3つめは「省エネ家電・給湯器」。省エネ家電への買い替えることで、エネルギーの消費が少なくなり、家計の節約にもなります。
4つめは「太陽光発電」。太陽光で作る電気に経済的なメリットがあるほか、非常用電源の確保にもなります。
さいごは「移動手段」。できるだけ公共交通や自転車・徒歩で移動したり、電気自動車を選ぶことがポイントだそうです。
自分のなかで簡単にできて始めやすいことを見つけて、今から少しずつ取り組んでいけたらいいですね。

参加者のみなさんとやりとりしながら講座がすすめられました
参加者の感想
- 普段から関心のあったことをわかりやすくていねいにお話しいただいて、まだまだ時間があればお聞きしたかったです。
- 家族からは、「年寄りが聞いても…」と言われたが、年寄りから省エネ等をして、家族にも浸透理解してもらうように努めたいと思った。
- 省エネ住宅の補助金について知れ参考になった。