7月8日(月)、富山センターにて福祉活動委員会主催の「みんなで楽しくロコモ予防体操」を開催しました。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、骨や関節、筋肉の動きの信号を伝える神経などが衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、または、そのリスクが高い状態のことをいいます。
今回は、講師として理学療法士の塩谷 龍昭さんをお迎えし、ロコモティブシンドロームとは何かということから、予防のために大切なことや、普段の生活の中で取り入れられる「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」について教えていただきました。
加齢に伴う筋力の低下、骨粗しょう症などによって運動器の機能が衰えてロコモが進行すると、要介護や寝たきりになってしまうリスクが高くなってしまうそうです。ロコモ度をチェックする7つの項目などの説明に、参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。
自身のロコモ度をチェックする「立ち上がりテスト」を体験してみました。各自椅子に座り、片脚を上げて立ち上がれるか挑戦!簡単そうに見えて、片脚で立ち上がるのはなかなか大変。「立ち上がりテスト」は、皆さん大盛り上がりでした。
自身の今の状態がわかったところで、ロコモティブシンドロームの予防についても教えていただきました。筋肉は使わなければ弱くなり、骨は体重をかけないと弱くなるそうです。そのため、運動を継続して行い、骨や筋肉を使うことや、バランスの良い食事から骨や筋肉を作ることの両方を日常生活で習慣づけることが大切だとお話されました。
予防について学んだところで、「運動」の面から「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」の「片脚立ち」「スクワット」の2種類を参加者の皆さんで実践してみました。
「片脚立ち」は左右1分間ずつ1日3回行うと良いそうです。「1分ってけっこう長いね」「電子レンジで温めている間とかにしたらいいね」という声が聞かれました。
「ロコトレ」は無理せず毎日ちょっとずつ行って習慣化することが大事だそうです。
皆さん、ぜひお家でも継続して実践してくださいね♪
参加者27名