9月20日(水)、西部ブロック宅配活動委員会が主催し、長野県の信州産直組合を訪れました。
信州産直組合ではりんごやぶどうなどの果物のほか、数種類の野菜も栽培されています。今回は、主にりんごについて商品学習を行いました。
コロナ禍の影響で、県外の生産者を訪れる活動は久々。待ちに待った活動ということもあり、今回は多数の参加応募がありました。残念ながらバスの定員が決まっているため抽選となってしまいましたが、当日参加された皆さんはとてもわくわくした様子でした。
長野県へと向かう道中の催しとして、バスの車内では「エシカルクイズ」を行いました。
宅配活動委員の進行のもと、海洋資源を守る商品につけられる認証マークなど、8つのマークが提示され、それぞれどのマークがどの商品につけているのか結びつけるクイズでした。
「むずかしい」「何が違うのかわからん」など、みなさんは悩ましい顔。答えを読み上げていくと、一問ごとに「あ〜」という残念そうな声が聞こえました。全問正解したのは10人ほどで、正解者にはうれしいプチプレゼントが当たりました。
車内で楽しく交流しているうちに、バスは信州産直組合へ到着。早速りんご狩りを行い、1人5つまで収穫しました。
組合の職員の方から、「上に持ち上げるようにしてとると、りんごが綺麗にとれます」とアドバイスを受けた後、それぞれ思い思いの場所でりんごに手を伸ばします。
「どのりんごがおいしいのかわからない」と職員の方に相談し、おいしそうなものを選んでもらう参加者の姿も。
りんご園で、採れたてのりんごをその場で剥いていただき、試食を行いました。今回りんご狩りを行ったのは秋映え。嚙んだ瞬間にみずみずしさが口の中に広がります。参加者のみなさんは「蜜があっておいしいね!」などと盛り上がりながら、新鮮なりんごに舌鼓を打ちました。
りんご園から事務所へ移動し、りんごの仕分け作業についても教えていただきました。ベルトコンベアに収穫したりんごを流し、光センサーに通して糖度を見分けます。その後、大きさごとに機械で自動的に仕分けを行って袋詰め、という流れでした。
実際にベルトコンベアを動かし、りんごを流していただきました。糖度や大きさに応じて自動で振り分けられていく様子を、みなさん興味深そうな表情で見学されていました。
昼食をはさんで、生産者の信州産直組合の職員さんたちと交流を行いました。
はじめに玉木組合長より、「生協とは長年のお付き合いがあり、毎年5回ほどりんご狩りに来ていただいていたが、コロナの影響でしばらく行えなかった。今回は4年ぶりのりんご狩りとなったが、これからだんだんと交流を活発にできたらと思っています」と挨拶をいただきました。
今年の栽培状況について、「りんごの生育にとってはとても厳しい年であった」と玉木さん。梅雨明けから全然雨が降らない気候であったことや、残暑が長く続いていることが原因だそう。今回収穫した「秋映え」の前に育てていた「つがる」は、気温が20℃以下にならないと色が赤くならないそうで、今年は赤くなる前に黄色のまま柔らかくなってしまったそうです。
天候に左右されてしまう農業の難しさに、参加者のみなさんも真剣にお話を聞いていました。その後、質疑応答の時間も設けられ、「信州産直組合のりんごは収穫してから何日後に家に届くのか」「どんな肥料を使っているか」などの質問が飛び交いました。
交流会に参加した若い職員さんからは、「こういった交流会ははじめてでした。りんごを食べてくれている方の顔を直接見られたので、これからも頑張ってりんごを選別したいと思います」と感想をいただきました。
最後に、りんごやりんごジュースをお土産として購入しました。産直ならではの品質を求めて、たくさんの参加者が購入の列に並んでいました。
参加者の感想(参加人数 36名)
- 信州産直組合の名前はチラシで何度か目にしていましたが、こういった機会があって直接生産者の顔を知って、1つ近づけたような気がします。
- 一人での参加でしたが、隣の方とも仲良くなれて楽しく過ごせました。職場や地域の人ともちがう方とお話する機会は少ないので、また来たいと思います。
- りんごの食べ比べ商品を食べておいしさに感動し、今回参加しました。生協のりんごを見るたびに、感謝して食べたいと思います。