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「夏休み!親子で自然体験学習」を行いました

開催日
2023/08/17 (木)
時間
9:00~15:30
開催場所
集合:西部センター(里山ビオトープ、婦負の里へ向かいます)
主催
環境委員会
参加費
無料
定員
20名程度

 8月17日(木)、西部ブロック環境委員会が主催し、「夏休み!親子で自然体験学習」を行いました。

 今回は「NPO法人自然環境ネットワーク・射水市ビオトープ協会」のみなさんにご協力をいただき、里山ビオトープ(射水市)と富山県自然体験博物館ねいの里(富山市)で自然観察などの活動を行いました。

 

 まずは、野鳥を保護するための「巣箱づくり」を行いました。見本の巣箱を見ながら、木を釘でつなぎ合わせ形作っていきます。参加者のみなさんは、スタッフに作り方や釘の打ち方のコツを教えてもらいながら、親子で協力して作業していました。

「真上から叩くと綺麗に釘が刺さるよ」「蝶番の向きに気を付けて」など声を掛け合いながら楽しそうに進めていき、1時間程度で全員が巣箱を完成させることが出来ました。

見本を確認しながら仕上げにかかります

 

 巣箱づくりが終わったら森の中へ。

 つづいて、竹を粉砕し、防草効果などがある竹チップを作る体験を行いました。粉砕機はとても大きく、竹を差し込むと隣の人の声も聞こえないほど力強い音で竹を粉砕していきます。

 子どもたちはスタッフの指導の下、竹を運び入れる作業を手伝いました。バリバリと音を立てながら竹が次々吸い込まれていく様子に驚きながらも興味津々な顔でした。

竹を入れるとすぐに粉砕されチップになります

 

 用意していたすべての竹を粉砕し終えると、次は植樹体験を行いました。

 里山で種から育てられたヤマザクラとヤマグリの苗を、一人一本ずつ植えていきます。スコップで穴を掘り、苗と堆肥を植え、上から土をかぶせました。この里山では植物の成長率が悪く、生き残る苗はわずか2割なんだそう。今回植えた30本のうち、4、5本のみが残るのではないかということでした。

スコップで穴を掘るのが思いのほか大変…

 

 その後、里山の池の自然観察を行いました。

 2013年に水たまりを掘り、防水加工をして作られた池で、今ではホクリクサンショウウオが卵を産みに来ているそうです。また、モリアオガエルも卵を産みに来るそうで、そのオタマジャクシを狙ったヘビも周囲に生息するなど、とても自然豊かな環境でした。

 

 盛りだくさんの活動を終え、里山ビオトープからねいの里へ移動します。

里山ビオトープで記念の一枚!

 

 午後からは「富山県自然体験博物館ねいの里」で水生生物の観察を行いました。

 まずは「ねいの里」スタッフの方から外来生物とは何か、何が問題になっているのかなどを教えていただきました。次々映される生物の写真に、子どもたちは名前を当てるのに夢中。カブトムシは国内外来種の一種であり、ペットとして飼われていたカブトムシが外に放されたことで、もともと生息していなかった北海道や沖縄にも居着くようになってしまったという話は驚きでした。

 

 途中、大きな雨が降り出してしまったため、館内でクイズラリーや生き物と触れ合いつつ待機しましたが、雨足が弱まったのを見計らって、少しだけ池で水生生物の観察も行うことができました。

 網を片手に池を周り、泳いでいる生き物を捕まえます。雨足が弱くなっている少しの時間でしたが、いくつかの生物を観察することが出来ました。

 最後に捕まえた生き物について、スタッフからどんな生き物なのか説明がありました。スタッフが事前に仕掛けていた罠にかかっていた生き物も含めると、ギンブナやウシガエルのオタマジャクシなどたくさんの生き物がいました。中でも、トウヨシノボリやミナミアカヒレタビラは、「なかなか見れない魚。みんなラッキーだね」とスタッフからの一声もありました。

 

何か生き物はとれたかな?

こんな生き物がいるんだね!

 

 捕まえた生き物を仲間のところへ返してあげて、自然観察は終了しました。とっても盛りだくさんな一日に子どもたちはとても楽しそうにしていました。

 

参加者の感想(参加人数 28名)

<子どもたちの感想>

  • お父さんと巣箱がつくれて楽しかった。
  • 好きなヘビに触れて楽しかった。
  • クイズで下敷きがもらえて嬉しかった。
  • ヤゴやおたまじゃくしを捕まえた。楽しかった。

 

<ご家族の感想>

  • 子供が楽しんでくれて良かった。
  • いつも見れない子供の姿が見れて良かった。
  • 子供が楽しみにしていた川遊びができなかったのは残念だったけど、台風の影響では仕方がない。

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