8月6日(火)、西部ブロック環境委員会が主催し、「エコ・ラボとやまへ行ってみよう!」を行いました。
富山県環境科学センター3階にある「環境楽習室エコ・ラボとやま」は、環境について「見て」・「ふれて」・「学ぶ」施設です。
最初に、参加された皆さんは、職員の方から説明を聴きながら、展示物を見たり実際に触ったりしていました。
今回は、富山県気候変動適応センター 副主幹研究員の山﨑さんから「地球温暖化ってなに?」「気候変動の影響」についてお話をうかがいました。
私たちの生活が豊かになったことで、二酸化炭素をたくさん出すようになり、昔に比べて地球全体の気温が上がってきていることを「地球温暖化」といいます。全国的にはもちろんですが、富山県もどんどん気温が上がってきており、桜の咲く時期が20年で7日くらい早くなったり、秋の紅葉の時期も50年で20日くらい遅くなったりと季節の移り変わりにも変化が出てきているそうです。
このまま何も対策をしなかったら2099年ごろの地球はどうなってしまうのか、デジタル四次元地球儀(ダジック・アース)で見てみました。その頃の地球は2.6℃~4.8℃気温が高くなっていて、真っ赤・・・「うわ~やばいわ」「今でも暑いのに、こんなんになったらどうなる?」という声が聞こえてきました。
山﨑さんは「対策をしなかったら、こうなるかもしれないけれど、今から私たちが頑張っていけば未来は変えられるよ」と教えてくださいました。
「電気」をつくる実験もみんなで実際に体験してみました。手回し発電機で「豆電球」と「LED電球」のどちらが小さい力で電気が点くかという実験や、うちわを使った風力発電体験など、大人もお子さんも夢中になって楽しんでいました。
この実験を通して、電気をつくるには力(エネルギー)が必要で、環境のことを考えると電気をむだ使いしないようにすることが大事だと実感できたようです。「おうちで電気つけっぱなしにしたらダメだね」と話している様子も見られました。
気候変動の影響についてもお話があり、地球温暖化が進んでくると、生き物が生きられなくなったり、洪水や大雨などの災害が起きたりするおそれが多くなって、このままでは私たち人間も生きていけなくなるかもしれない、と説明されました。
ゲリラ豪雨や最高気温が35℃以上となる猛暑日が増えてきているのも気候変動の影響の一つ。熱中症に気を付けながら、ムダな電気を使わないようにするために、オリジナルの「温度計」をみんなで作りました!
最後に、山﨑さんから「いろんなことを知って、勉強して未来を良くして行ってください。保護者の方は、子どもたちの学びを支えてあげてください」とのメッセージをいただきました。
参加者:親子5組13名
参加者の感想
- 電気を起こす仕組みを学ぶ体験を孫と楽しむことができました。
- 未来を良くするために、少しずつ自分たちでできることを考えていきます。
- 自分たちができることからコツコツと続けていきたいです。