環境活動の一環として、富山県自然博物園ねいの里(富山市婦中町)で、現地ナチュラリストを講師に「生物多様性」をテーマにした体験学習を開催しました。
はじめに様々な動植物を観察できる遊歩道を散策し、植物やきのこを観察しました。きのこは「菌」のグループに属し、植物ではなく動物に近い仲間という説明があり驚かれる方もおられました。
次に水辺の生態園という池のほとりへ移動し、昆虫や、水生生物を観察しました。虫取り網を手に、バッタやトンボ、チョウなどの昆虫を元気よく追いかけるお子さんや、おそるおそる生きものとふれあう大人の姿が印象的でした。
生きものでは、黄色の羽根が特徴で成虫のまま冬を越す「キチョウ」や、絶滅危惧種に指定されている水生生物の「ミナミアカヒレタビラ」など、30分間で10種類を超える生きものに出会うことが出来、豊かな生態系を育む大切さを学びました。
当日は、爽やかな秋晴れで過ごしやすく、あっという間に時間も過ぎました。
※今回の学習会では、日本生協連主催の※コープサステナブルアクションの「コープいきもの探しクエスト」に参加しました。いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を使用しながら生き物を調査し、生物多様性の調査や保全に繋げています。
※環境活動やサステナブルなくらしを体験し実感できる取り組み
参加者の感想(参加人数 37名 ※親子13組)
【子ども】
- いろんな虫を見たり、その虫を写真で撮ったりして嬉しかった。
- メダカや生きものをつかまえることが楽しかったです。写真を撮るだけでなく、虫取りができたのが良かったです。
- たくさんの昆虫や植物を見れて、とても楽しく勉強になりました。
【大人】
- 自然の中を歩きながら、動物や植物のこと、生物多様性のことを考える良い機会になりました。また、子どもたちが生き物に対して興味をもってくれたことが良かったです。
- 久々に虫や魚を見たり触ったりして子どもと一緒に楽しめました。スマホアプリを使って調べられたりするのが大変良かったです。
- 専門家の方と一緒に安全面に気を付けながら、様々な生きものについて学ぶことができ、大変良い学習会となりました。