7月7日(金)、井波地域会が主催し、江政(えーまさ)商店への訪問・見学をおこないました。
江政商店は水産加工品を中心に製造販売する会社です。生協でもみりん干などの取り扱いがあります。
まずは製造場所の見学を行い、その後、江幡社長から製造工程の説明と水産業界の情勢、苦労話などをお伺いしました。
工場の見学の際にはみりん干を製造中でした。独自の味付けやイワシの加工処理、味付、干し工程を経て、商品となります。細かな作業が多く、ほとんどが手作業によることが多いとのこと。
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ガラス越しに加工の様子を見学
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みりん干の加工の様子
従業員は14名で、その全員が熟練された技術を持っています。ただ、以前は氷見市内にも多くの加工業者がおられたが後継者不足などもあり、加工業者はかなり減っています。その中でも何とかやりくりしている状況だそうです。
以前は調理する商品を多く製造していましたが、現在はレンジでチンして食べられるものや味付のすぐ食べられる手軽な加工品を多く製造しています。
魚全体の漁獲量は減っていますが、魚の価格が上昇することで漁獲高は伸びているのが現在の水産業界の実態との報告もありました。
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江幡社長よりお話をうかがいました
最後に参加者から商品や会社についての質問もあり、見学を終えました。
参加者の感想(参加人数 11名)
- 個人経営の大変さを知りました。伝統を大切に引き続き継いでいっていただきたいです。
- 手間暇をかけて商品が作られているのを見て、味わって食べなければと思った。
- みりん干のすぐに食べられるのは便利だと思った。