環境について学ぶ企画として、富山県自然博物園「ねいの里」(富山市婦中町)で生物多様性をテーマに学習会を行いました。
はじめに、池のほとりで生きものを観察できる水辺の生態園で虫や魚を採集しました。
スタッフの方から「トンボの赤ちゃんが水草の根元に隠れていることが多いから、根元に網を入れてゆすってみて」と教えてもらってヤゴを捕まえるのにチャレンジしたり、
あたりを飛んでいるチョウやトンボを追いかけてみたりと、大人も子どもも夢中になって里山の生きものを捕まえました。
採集した生きものは、スタッフの方に解説してもらいながらみんなで観察しました。
最近富山県内で数が増えてきたという南方系のチョウ「モンキアゲハ」や、スズメバチにも勝てることから空の王者と言われる「オニヤンマ」、水の中の生きものでは「キタノメダカ」や絶滅危惧種の「ミナミアカヒレタビラ」など、30分間の採集で23種類の生きものに出会うことが出来ました。
「たくさんの種類の生きものがいるのも多様性、何種類ものトンボやバッタがいるのも多様性。どちらも大切にしないといけませんね」というスタッフの方の言葉を、参加した皆さんは興味深そうに聞いていました。
参加者:組合員親子12組(大人15名、子ども18名)