9月23日、高岡市おとぎの森公園で第2回コープでわくわく講座「親子で素敵なスマホ写真を撮ろう!」を開催し、親子6組18人(大人9人、子ども9人)が参加しました。
今回は昨年度好評だった「素敵なスマホ写真を撮ろう!」の屋外編として、昨年に引き続きフォトグラファーの渕上真由さんを講師にお招きしました。
まずは今年度のテーマ「写真を通して親子の絆を深めよう」に沿って、お子さんの「かわいい!」瞬間を残す写真の撮り方を教えていただきました。
はじめに、親子で相手のいいところを一つ褒めてから相手の写真を撮るというワークをやってみました。相手のいいところに気づくと、写真を撮る時にそれを写そうと意識することができます。
親子で改めて自己紹介したり褒め合ったりすることにちょっと照れながら写真を撮ると、参加者のみなさんの表情もほぐれていきました。
次にスマートフォンのカメラの使い方を教えていただきました。
スマートフォンは軽くていつでも持ち歩け、さっと取り出せて、カメラの起動も早く、連写などの機能が簡単に使えるので、お子さんの何気ない瞬間を写すのにぴったり。
カメラの構え方や、背景をぼかして撮る機能、写真を簡単に素敵に見せられる構図の取り方などを教わり、実際に自分のスマートフォンカメラでやってみます。
シャッター音に興味を惹かれ、「自分も撮りたい!」とスマートフォンを触ってみるお子さんも。
カメラの機能について学んだあとは、写真は単なる画像ではなく「自分のまなざしが写るもの」であるということを教えていただきました。
写真は自分が好きだと思ったもの、自分の感動など、「心が写るもの」と気づいていれば、上達が早くなるといいます。
その考え方として、渕上さんが考える「写真の心・技・体」について教わりました。
【心】は自分の心のアンテナに引っかかるもの、「あっ」と思った瞬間を見つけること(感じること)。【技】はどうして心が動いたのか、どうしてそれを素敵だと思ったのか具体的に考えてみることで、写真を撮るときのテクニック(構図やボケ、ホワイトバランスなど)を考えること。【体】は感じたことを表現する=写真を撮ることです。
「写真の心・技・体というと難しく聞こえますが、『何を、どう表現するか』を考えてみることが大切です」と渕上さん。
最後に、お子さんの写真を撮るときのコツを教えていただきました。
どんなアングルで撮るとどんな印象の写真になるかや、思いっきりアップにして撮ったり、反対に引いて撮ったりという写し方はもちろん、その時のお子さんの世界を大切にして無理に「笑って」とは言わないことなど、お子さんのありのままのかわいさを撮るために意識することをアドバイスしていただきました。
講義のあとは、公園へ出てさっそく撮影!
さわやかなお天気のもと、並木や芝生、遊具がある公園を思い思いに歩き、お子さんを撮ったり、一緒にカメラをのぞき込んだりして撮影を楽しむ姿が見られました。
参加した皆さんからは「子どもはすぐに動くので撮るのが難しかった」という声も聞かれましたが、写真の中のお子さんの表情はとってもいきいきしていました。
最後に渕上さんから「子どもの成長はあっという間です。お子さんの姿をたくさん残しておけば、写真を見返した時に必ずその時の幸せな気持ちがよみがえり、宝物になります。気軽にたくさん写真を撮って、未来に宝物を残していきましょう」とあいさつがあり、講座が終わりました。
お子さんとの思い出を、写真でたくさん残していけるといいですね。
参加者の感想
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楽しく写真撮影の勉強ができ、とても有意義な講座でした。
今後子どもたちの成長記録を作成するときに今日、 教えて頂いたことを活かしていきたいと思います。 -
写真を撮るのが好きですが、
いつも何となく撮っていたので考えることができて良かったです。 -
写真に苦手意識があったけど、
ちゃんと自分でもできそうなことから教えてもらえたので、楽しく撮 れそうだと思えました。 -
個人的に写真が趣味で興味のあるテーマなので参加しました。
アングルなどのコツを詳しく知れて良かったです。