12月15日(金)、東部センターにて「味の母」調理学習会を行いました。講師として製造元の「味の一醸造株式会社」から白子さんにお越しいただき、まずは「味の母」がどんな商品なのか教えていただきました。
「味の母」は発酵調味料と呼ばれるもので、米・米こうじ・食塩というシンプルな原材料で作られています。こうじによる発酵・糖化で自然な甘みをつけるだけでなく、アルコール度数は本みりんとほとんど同じ10~12%のため、におい消しや味の浸透などの調味効果もあるそうです。
「味の母」は使用している米の精米歩合が93%。食べる米とほとんど同じにしているため、酵母にとって栄養となるタンパク質が多すぎて発酵がうまく進みません。「あえて塩を入れることで酵母にとっては生きづらい環境になる。厳しい環境だからこそ、酵母の働きがよくなりタンパク質をうま味に変えることが出来るんです」と白子さん。
商品について学んだあとは、早速、調理開始です!
参加者のみなさんはいくつかのグループに分かれて、ポトフ・簡単マリネ・親子丼・田楽みそ大根の4品を作りました。レシピを確認しながら作業分担を行い、みなさん手際よく調理をすすめます。「キッチンばさみのほうが切りやすいよ」「親子丼の汁もだいぶ出てきたね!」と食材の切り方や鍋に入れるタイミングなど、楽しそうに声をかけ合う姿もみられました。
香ばしいにおいが調理室に広がる中、4品が完成しました。おいしそうな見た目に、思わずスマホで記念写真を撮る人もちらほら。「やさしい味付けでちょうどいいね」「マリネやポトフなど洋風料理にも使えるのはびっくり。酸っぱすぎなくて食べやすい!」とみなさん箸が止まりませんでした。
なかには、「味の母」は気になっていたけれど調味料を変えると味付けのしかたが変わってしまうため、買うのをためらっていたという方もおられ、「今日の学習会で実際に味を確認できてよかった」との声もいただきました。
参加者の感想(参加人数 19名)
- 学習会もよかったし、調理実習も楽しかったです。
- 味の母は常用しているが、
成分やみりんとの使い分けは前から気になっていた。 説明がていねいで分かりやすかった。 - 味の母が洋風のメニューに使えるのは新発見でした。