2023年6月18日(日)、富山県生活協同組合連合会が主催し、八重津浜(富山市)と六渡寺海岸(射水市)の2会場で第29回 海岸クリーン作戦を開催しました。
八重津浜357名、六渡寺海岸233名、合計590名(内、とやま生協合計276名)が参加し、海辺のゴミ拾いやマイクロプラスチック(※)調査を行いました。
(※)マイクロプラスチックとは、プラスチック類の海洋ゴミなどが、波や紫外線などによって砕かれた5mm以下のプラスチックのことを指し、魚がエサと間違えて食べてしまうといった問題などが出ています。
今回は、ハンドボール日本リーグ女子のアランマーレ(射水市)の7選手も参加し、他の参加者と一緒に海辺のごみを拾いました。
八重津浜・六渡寺海岸の両会場で、公益財団法人 環日本海環境協力センター(NPEC)のご協力のもと、各会場3地点でマイクロプラスチック調査を行いました。参加者は、実際に1ℓ分の砂(縦20㎝×横20㎝×深さ2.5㎝)を採取し、ふるいにかけてごみを選別しました。
分類してみると、肥料コーティングカプセルやプラスチック破片などが採取されました。その中でも、用水などから流れ着いたと推測される肥料コーティングカプセルが特に多く採取されました。富山県は兼業農家が多いため、徐放性肥料カプセルが水田でたくさん使われていると講師の方から説明がありました。
八重津浜では287.4kgのごみが回収され、ごみ袋が山積みとなりました。参加者は、普段の暮らしの中から出されるごみの問題や、海の生き物の大切さについて考える機会となりました。
【参加者アンケートより】
・子どもと一緒にごみ拾いができ、ごみについて考えることができました。
・いろいろ勉強になり、子どもたちも興味を持っていました。
・海の生き物を大切にして海を守っているのだなと思いました。