くらし委員会で「DVについて」をテーマに出前講座を開催しました。
高岡市役所の小中さん(高岡市男女平等・共同参画課主任)を講師に、「人権とは」「DVについて」「高岡市の現状と取組み」「相互尊重のコミュニケーション」について学びました。
DVには様々な行為が含まれることがお話しされました。身体的な暴力(なぐる・けるなど)だけではなく、精神的な暴力(大声で怒鳴る・無視するなど)、経済的暴力(生活費を渡さない・パートナーが外で働くことを制限するなど)、性的暴力(性行為を強要する・無理やりアダルト雑誌や動画を見せるなど)、子どもを利用したDV(子どもに悪口を吹き込む・子どもに暴力をふるう)、面前DV(子どもの目の前でのDVは面前DVといい児童虐待になる)も様々な行為がDVに該当することを教えていただきました。
また、DVは感情的な繰り返しとなってあらわれ、被害者はそこからなかなか逃げられないのが実態。高岡市の現状と取り組みでは、全ての相談のうちDV相談が6割を超え、その5割以上が30~40歳代。70歳代以上のDV相談もここ最近増加傾向にあるとのこと。また、県では高校生からDV等予防啓発講座をおこなっているが、高岡市は中学1年生を対象に早めに啓発講座を実施している報告がありました。互いを尊重するコミュニケーションをとることでDVの被害者、加害者にもならないように日々の生活を送ることの重要性を学びました。
講座後には、参加者で講座の感想も含めて、身近にDVではと感じた行動など、お互いの意見交流し合いました。
DVは誰にでも起こりうる可能性があります。
くらし委員会では、この講座を次年度の中でもブロック全体で企画する予定です。また、ご案内の際にはご参加ください。