デイサービスセンター まる~なの利用者さんが新聞社の取材を受けました
デイサービスセンターまる~なの利用者 藤木さんは小説や詩、俳句を書くことを趣味としていらっしゃいます。今回、藤木さんが書いたお話に施設スタッフの娘さんが絵を描いて共同で紙芝居を制作した様子について北日本新聞社の取材を受けました。
※4月16日付 北日本新聞朝刊20面に掲載されました。

取材を受ける様子(右側が藤木さん)
藤木さんは60代ぐらいから趣味で小説や詩、俳句の制作を始め、日々感じたことなどを題材に、パソコンで作品づくりにはげみ、これまでに300以上の作品を書き溜めていらっしゃるそうです。
今回の「リスのかぞくとカミナリ小僧」という紙芝居のお話は、藤木さんが12月上旬に制作し、施設スタッフに「誰か紙芝居の絵を描いてくれるあてがないか?」と相談がありました。そこで、イラストを描くのが好きだというスタッフの娘さん(葉菜さん 中学3年生)に絵を描いてもらうことになりました。紙芝居の絵は葉菜さん、お話の文字は他の介護事業所の介護福祉士 藤野さんの共同作業で制作しています。

紙芝居の絵を描かれた葉菜さん
葉菜さんは、学業の合間を見て紙芝居の絵を描いてくれていますが、なかなか忙しくまだ途中とのこと。
「私は絵を描くのが好きだし、自分が人に頼られているのが純粋にうれしかったので、引き受けようと思いました。藤木さんが書かれたお話を何度も読み込んで、お話の意図や思いを汲み取りながら絵を描いています」と話してくれました。
取材を受ける中で、藤木さんは「葉菜さんが一生懸命絵を描いてくれているだけでも嬉しい。たくさんの人に読んでもらって、親子の絆を感じてもらいたいし、面白いと思ってほしい」と話してくださいました。

藤木さんを囲んで(左から 葉菜さん、藤木さん、藤野さん)
とやま生協の福祉施設では、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを送り続けることができるよう、「生協10の基本ケア」として、日常の生活行為そのものをリハビリと捉え、利用者と介護職員がトイレ、食卓、浴室などでの日々の介助の中で、在宅生活を基本とした生活動作の維持・向上を目指して取り組んでいます。
藤木さんの作品づくりには、福祉施設、ヘルパーさん、かかりつけ医、お友だち…いろんな人が関わり、生きがいとして何よりもご自身が楽しんでいらっしゃいます。今回の藤木さんのように、ご自身が「夢中になれることをする」という「生協10の基本ケア」の取り組みの一つとして、今後も利用者さんの想いに応えていきます。