第30回 海岸クリーン作戦を開催しました

2024年6月16日(日)、岩瀬浜(富山市)と六渡寺海岸(射水市)の2会場で「第30回 海岸クリーン作戦」(主催/富山県生協連合会)を開催しました。

県内の生協や協同組合、地域の方々など、岩瀬浜373人、六渡寺海岸220人、合計593人(内、とやま生協合計310人)が参加し、海辺のゴミ拾いやマイクロプラスチック(※)調査を行いました。これまでの30回にわたる取り組みが実を結び、今回は過去最高の参加者数となりました。

(※)マイクロプラスチックとは、プラスチック類の海洋ゴミなどが、波や紫外線などによって砕かれた5mm以下のプラスチックのことを指し、魚がエサと間違えて食べてしまうといった問題などが出ています。

岩瀬浜・六渡寺海岸ともご家族やお友達どうしで参加された方も多く見られ、海辺のゴミ拾いに汗を流しました。

六渡寺海岸の様子

岩瀬浜の様子

岩瀬浜・六渡寺海岸の両会場で、マイクロプラスチック調査を行い、岩瀬浜では、公益財団法人 環日本海環境協力センター(NPEC)にご協力をいただきました。参加者は、実際に1ℓ分の砂(縦20㎝×横20㎝×深さ2.5㎝)を採取し、ふるいにかけてマイクロプラスチックを選別しました。

丁寧に枠の中の砂を採取(岩瀬浜)

砂をふるいにかけてマイクロプラスチックを取り出し(六渡寺海岸)

どんなマイクロプラスチックがあるかな(六渡寺海岸)

マイクロプラスチックの種類分けと数を数えます(岩瀬浜)

あるグループでは、用水などから流れ着いたと推測される肥料コーティングカプセルが51個採取されました。NPECの講師の方から「この1ℓ分の砂には、肥料コーティングカプセルが51個あったけど、それがこの海辺全体にあると考えたら、どれだけあると思う?マイクロプラスチックは消えてしまわないから、皆さんはゴミを出さないようにしてくださいね」とお話されました。

皆さんのご協力のおかげで、多くのゴミが回収されました。参加者は、自分たちの暮らしとゴミに関わる問題と環境について考えるきっかけとなったようです。

暑い中ご参加いただき、ありがとうございました。

六渡寺海岸で集められたゴミ

積み上げられた大量のゴミ(岩瀬浜)

参加者アンケートより

  • 子どもと参加し、環境について考えるきっかけになり、よかったです。次回も参加します。
  • 環境に貢献できて、いい経験になりました。
  • 大勢の力で大変きれいになり、びっくりしました。楽しく参加できました。
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