お取引先の株式会社スギヨ(石川県七尾市)を訪問しました

5月31日、「ロイヤルカリブ」でおなじみの株式会社スギヨ(石川県七尾市)を訪問し、能登半島地震発生後から現在の様子についてお話を伺いました。

能登半島地震で被災したため、修繕の工事を行っている北陸工場

 

 1月1日に発生した令和6年能登半島地震で(株)スギヨの工場がある七尾市は震度6強の揺れに見舞われました。七尾市内にあった3工場すべてが被災し、地震のあとも長期にわたって断水が続いたため操業が停止。

 従業員の安否確認を行いながら、1月4日から本格的に復旧作業を開始しました。

「水道が使えないためトイレもできず、時間を区切りながら工場の片づけを中心に行いました。出勤した従業員が『今できることは?』を考え、震災前よりもきれいにしようと、整頓を徹底的に行い、水道が復旧してからは清掃を頑張りました」と商業団地工場の村中工場長。

道路が地盤沈下した商業団地工場

工場周辺の道路や駐車場には大きな地割れが残る

 

 まだ北陸工場で製造する一部の商品は供給できていませんが、「ロイヤルカリブ」をはじめとするカニカマを製造している工業団地工場は2月29日から再稼働にこぎつけ、現在では通常通りの製造を行っています。

 工場の復旧には、東日本大震災を経験したグループ会社の株式会社高浜(宮城県塩釜市)からの助言が役立ったといいます。全国からたくさんの応援メッセージも届き、その声を聞きながら通常の操業に向けて復旧に取り組んでおられます。

「地震で従業員も被災しており、金沢市や富山県の高岡市から通っている人や、まだ避難所から通っている人もいます。〝働く場所〟として早く工場を復旧させ、以前のように仕事ができるようにと急ぎました。スギヨで働けることが能登の活気を取り戻すことにつながればいいと思います」

(株)スギヨ商業団地工場の村中工場長

 

お話を伺った後は、復旧したカニカマ工場で製造工程を見学させていただきました。

「ロイヤルカリブ」をはじめ、カニカマの生産ラインは元通りに稼働している

 

 5月5回の宅配では、(株)スギヨの「ロイヤルカリブ」をはじめ、能登やその近隣で製造、能登の原料を使用している商品の「食べるでささえよう」応援企画を行いました。たくさんのご利用をいただき、ありがとうございました。

 機関誌リアン2025年2月号では、7月に再登場する「加賀ちぎり揚げ 北陸の味」を特集します。

 今後も商品を利用することで被災地域の企業を支えていきましょう。

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