とやま生協は、「くらしのトータルケア事業」の取り組みの一つとして、
住み慣れた地域で安心してくらし続けられる地域社会創りをめざしています。
利用者や家族一人一人が住み慣れた地域で「普通の生活」を送り続けたい。
そんな当たり前の願いに寄り添い、実現するために、
「生協10の基本ケア」に取り組み、在宅支援のお手伝いをさせていただきます。
人は誰もが最期まで自分らしく誇りをもって過ごしたいと願っています。自己決定を大切にしながらご利用者の尊厳をまもります。
生活環境を整えながら、その人本来の活動性を引き出すためのケアを実践します。ケアを通じてQOL(生活の質)を向上させていきます。
利用者・家族がどのような生活を望み社会とのつながりを求めているのか確認し、住み慣れた自宅での生活をサポートします。
「生協10の基本ケア」の特長は、利用者ご自身の「普通の生活」を取り戻し、利用者・家族のQOL(生活の質)を高めていくもので、市民生活協同組合ならコープが母体の社会福祉法人 協同福祉会が2006年4月から実践してきた考え方を元にしています。
「生協10の基本ケア」では、日常の生活行為そのものをリハビリと捉え利用者と介護職員がトイレ、食卓、浴室などでの日々の介助の中で、在宅生活を基本とした生活動作の維持・向上を目指します。 ご利用者様の自立した在宅生活を実現する実践と考え方からまとめられており、高齢になっても「最期までオムツをしたくない」「自分の力で美味しい食事を摂りたい」といったご利用者様の想いに応えます。
病気予防には換気が大切。新鮮な空気を取り入れ、衛生的な環境を守り、感染症を予防します。
日常生活がリハビリという考え方のもと、足を使って立ち上がる習慣を身につけるなかで、トイレやお食事など、ご自分でできることを増やします。
トイレで排泄をすることは人間が護るべき尊厳の基本と考えます。布パンツでの暮らしをサポートします。
ご自身で調理して盛りつけたり、親しい方と楽しく食べたり。誤嚥(ごえん)防止のために、食事前には口の体操を行います。
湯船にゆっくり浸かる習慣は日本のすばらしい文化。生活リハビリの効果を生かして家庭浴への入浴を大切にしています。
安心感を与えられるように座って会話をします。共に時間を過ごし、日々の見守りを行います。
慣れ親しんだ地域に出かけることは社会性や精神的な豊かさを保つためにも大切なこと。これまでの生活リズムを維持できるようにします。
自分らしく好きなことに夢中になれる機会や、居場所づくりに取り組みます。
ご自分の街で住み続けられるように、社会性と暮らしを守るケアプランをつくります。職員はチームでケアに取り組み、ご家族を含めサポートします。
元気なときから人生の最期まで、地域との連携でご自宅でのターミナルケアをサポートします。