能登復興支援ボランティアバス 運行報告

とやま生協は助け合いの組織として、1月の能登半島地震、そして9月の能登豪雨災害の被災地支援として様々なボランティア活動に携わり、これまでのべ112名の職員が支援を行ってきました。

今回、さらに被災地支援の輪を広げるために、11月16日(土)、とやま生協として初めて能登復興支援ボランティアバスを運行し、組合員理事、職員の12名が輪島市でボランティア活動を行いました。

約200名のボランティアの方々との朝礼の様子

この日はとやま生協も含め、約200名の方がボランティアに参加されました。

私たちは輪島市内の山間地にあるお宅で、裏山から流れてきた土砂の片付けを行いました。

活動先のお宅へ向かう途中、屋根にブルーシートが張られているお宅や、山の斜面が崩れてしまい、木々が倒れたままになっている場所もたくさん見られました。

山の斜面が崩れている活動先付近

私たちのグループは、千葉県や七尾、金沢市などから参加された個人のボランティアの方と一緒に土砂の掻き出し作業を開始。幸い家屋には被害はなかったようですが、家の周りにある溝に土砂が堆積したままになっていました。

水分を含んだ重い土砂の搔き出し作業

土砂を詰めた土のうの運び出し作業

移動時間を含め、約5時間の作業で土砂で埋まっていた溝がきれいになり、依頼主の方からも「大変助かりました。ありがとうございました」とお礼の言葉をいただきました。

作業開始時の様子

作業後

活動の最後に輪島市の社会福祉協議会の方から「皆さんの支援が引き続き必要な状況です。今後も様々な形で支援をしていただけると助かります。また、皆さんは周りの方やお友だちなどに今日見て来たことや感じたことを話していただき、支援金なども含め色々な支援の仕方があることを伝えてください」とお話がありました。

コープいしかわの皆さん、コープ被災地支援センターの全国生協の皆さんと一緒に記念撮影

今回、実際に輪島市を訪れ、つぶれたままになっている家屋があちこちに残っている一方で、整備された仮設住宅、公費解体が少しずつ進んでいる様子を目にしました。しかし、輪島市の社会福祉協議会の方が言われたように、まだまだ能登地域は復興半ばで細やかな支援が必要だと実感しました。

公費解体が始まった倒壊したビル

とやま生協では、12月20日まで「能登半島地震及び能登豪雨災害支援募金」を実施しています。寄せられた募金は① 被災された方々を支援する義援金 ② 被災地を支援している団体への支援金 ③ とやま生協が行う支援活動費に活用させていただきます。

今後は組合員の方を対象としてボランティアバスの運行を予定しています。ボランティア登録募集のご案内をさせていただきますので、ぜひご協力、ご支援をお願いいたします。

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