きのこでおなじみのホクト株式会社から小日向さん、中田さんを講師にお招きして、ホクトのきのこを使った調理学習会を開催しました。
この日使ったきのこはとやま生協の宅配で購入できるエリンギ、しめじ、舞茸、そして霜降りひらたけです。
はじめに管理栄養士の中田さんから、今日作る白だしスープ・きのこの浅漬け・エリンギのから揚げのレシピを紹介していただきました。
白だしスープは味が染みるようにきのこを手で裂くため包丁いらずでかんたん。浅漬けはきのこをさっぱり食べられるので夏におすすめです。エリンギのから揚げはタレの味がしっかりしみて、お肉のから揚げにも負けないおいしさになるそう。
さっそく調理をはじめ、作業を進めながら「きのこ類は手でちぎったほうがだしが出やすく味がしみますよ」「唐揚げ用のエリンギは、2~3cmの厚めに切ったほうがおいしくなります」とポイントを教えていただきました。
「ホクトのきのこは工場のような環境で栽培されオートメーションでパック詰めされるので、汚れがつかないため洗う必要もありません」という話を聞いた時には、「洗わなくていいなんて知らんかった!いつも洗っとる」と驚きの声があがりました。
きのこに火が通り始めると調理室にはとってもいい香りが広がります。どれも少ない材料でできる簡単レシピで、あっという間に3品のきのこ尽くしメニューができました。
エリンギの唐揚げはホタテのように甘くてぷりっとした食感、スープはきのこのうまみが溶け出していて「白だししか入れていないのに、すごいね!」と皆さんびっくりしながら召し上がっていました。
「きのこは味噌汁や炒め物に使うことしかなかった。浅漬けが簡単でおいしい。こんなおしゃれな食べ方があったなんて!」「家で全部作ってみたい!」ときのこ料理のレパートリーが増えたようです。
出来上がった料理を食べながら、この日食べたきのこについてのお話を聞きました。
しめじは、肝臓の働きを助けてくれるため「二日酔いにいい」と言われているオルニチンが、同量のしじみと比べると10倍も含まれているそう。舞茸に含まれる酵素がたんぱく質を分解することから、たれに漬け込むような肉料理を作る際は舞茸を一緒に漬け込むとお肉が柔らかくなること、ひらたけが持つ抗酸化作用なども教えていただき、きのこの活用法をたくさん学べる学習会になりました。
参加者 8人