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第2回産直交流会 加賀れんこん畑に産地見学へ行きましょう!

10月12日(木)、第2回産直交流会を開催し、石川県河北郡内灘町にある「福田農園の加賀れんこん」の畑を訪問しました。

 

当日は2グループに分かれ、出荷作業場と畑を見学しました。

作業場では、前日に収穫した加賀れんこんが台の上に山のように積まれていました。立派なれんこんの姿に参加した皆さんからは歓声があがりました。

前日に収穫したという加賀れんこんがたくさん

ここでは、泥を落とした加賀れんこんを出荷先の条件に応じて仕分け、箱詰めしていきます。一つひとつ節の間から出ている根を切って、れんこんの中が傷んでいないかを丁寧に確認する作業を見せていただきながら、れんこんが育つ過程のお話や、加賀れんこんの特徴、おいしい食べ方についてうかがいました。

節の中が傷んでいないか、節の間から出ている根を切りながら確認

 

加賀れんこんは穴が小さく肉厚なのが特徴で、10月ごろからでんぷん質が多くなり、ちょうど旬を迎えています。中でも大きくて太いれんこんはでんぷんが多くもっちりしており、小ぶりなれんこんはさっぱりしています。

参加者から「どんな料理にして食べていますか?」という質問があり、「れんこんの磯辺焼き」と「甘酢漬け」の作り方を教えていただきました。ほかに、カレーにいれたりフライにしたり、スライスして素揚げするれんこんチップスなど、加賀れんこんの手軽な楽しみ方を教えていただきました。

 

れんこん畑へ

 

続いて、近くの畑へ移動し、収穫作業を見学しながら株式会社 FUKUDAの代表取締役 福田敏章さんからお話をうかがいました。

福田さんの畑では鶏糞や堆肥などを入れて土づくりをしています。「肥料を与えすぎない」のも大きなこだわりです。れんこんは土の中で吸収した栄養を葉で消化し必要な養分に作り変えています。そのため強風などで葉が倒れ枯れてしまうと、過剰な養分を消化しきれず、品質が低下してしまいます。そうならないよう肥料は控えめに、土の中にいる菌のバランスを保ち、「おいしい」れんこんができるように調整しているそうです。

収穫作業や栽培について説明する福田さん

 

「連作障害は起きないのですか?」という参加者からの質問には、「土の中の菌や養分のバランスを保つと連作障害は起きづらいですよ。同じところで長く作り続けられるよう工夫するのも、モノづくりのプロとして頑張りたいところです」と熱のこもった口調で答えていただきました。

土の中でれんこんが増えていくしくみを教えていただきました

 

当日はお天気がよく穏やかな気候でしたが、「冬になると氷を破りながら収穫します」という福田さんの言葉に、参加者の皆さんは「えー!?」と声をそろえて驚いていました。

 

収穫作業が行われていました

 

見学のあとは、福田さんの畑でとれた旬の加賀れんこんを購入させていただきました。生協では購入できない大容量のものや、丸一本のれんこんを購入することができ、参加した皆さんはとても満足そうでした。

教わった食べ方も試してみたいですね。

 

参加者:31名

 

参加者の感想

  • れんこん畑を見たのは初めてです。胸まで浸かって収穫している姿を見て、大変な作業だと思いました。直接、お話も聞けてよかったです。
  • れんこんが大好きなので参加しました。掘り上げたままのれんこんを見て感激しました。
  • 久しぶりの外出企画で、喜んで申し込みました。広大なれんこん畑にびっくりしました。