9月28日(木)、第2回コープでわくわく講座「素敵なスマホ写真を撮ろう!」を行いました。
講師はフォトグラファーであり、一般社団法人フォトコミュニケーション協会 代表理事の渕上真由さん。テレビや雑誌などにも多数出演している著名な講師とあって、サテライト会場や自宅からのリモート参加者も合わせて、54名のご参加がありました。
はじめに、写真を通じて心やくらしを豊かにする考え方を教えていただきました。
渕上さんは「フォトコミュニケーション」という写真を通じたコミュニケーションを大切にしておられ、「写真は撮る相手の”いいところ探し”」と言います。
また、写真によって「自分を知ること」や「相手を知ること」もできるのだそう。自分が何を見てどのように感じているのか、自分のまなざしが写真には現れてくる。一方で、人が撮った写真を見ることでその人が大切にしているものも見えてきます。
「同じものを同時に撮影していても、写真は一枚一枚違います。写真を見ることでお互いの”違いを認める”ことにもつながるんです」と渕上さん。
その後、実際にどのようにすれば素敵な写真が撮れるのか、基本的な操作から実践しました。今回はテーマ「スマホでの写真の撮り方」に沿って、スマホのカメラの利点や使い方をお話しいただきました。
「写真の原則として、”主役はひとつ”というものがあります」と渕上さん。「あれもこれもと写真に入れ込むのではなく、本当に撮りたいもの1つだけを主役に置くと、スッキリとした伝わる写真になります」
このほか、三分割法などの構図のテクニックや、被写体の目線をどこに向けるかなど、実践的なコツも教えていただきました。カメラの明るさの変更を試してみると、写真の雰囲気が一気に変わることがわかり、あちらこちらから歓声が上がりました。
写真の撮り方を教わった後、参加者それぞれが、持ち寄ったモチーフを主役に写真撮影を実践しました。みなさん、角度を変えたり、立ち上がったりしながら上手く撮れるアングルを探して奮闘されていました。隣の人と教え合い、写真を見せ合いながら和気あいあいとした雰囲気でした。
参加者のみなさんが撮影した写真を先生に見ていただくと、「どれも素敵ですね」と楽しそうな表情。「もっと背景は無地のほうがいいかも」「ピントをこちらに合わせるともっといいですよ」などと、一枚一枚丁寧にアドバイスをいただきました。
質疑応答では、自撮り写真の撮り方や、動物の写真の撮り方などの質問もあり、実際にスマホを触りながら撮り方のコツを教えていただきました。普段からよく使用するものだからか、みなさんとても興味津々で、講座終了後も講師のもとへ質問に行く姿も見られました。
最後に渕上さんから、「写真は簡単に上手になれるもの。難しくないので、”あっ!素敵!”と思ったものを気軽に残してもらえればいいと思います。それが未来の宝物になります」とお言葉をいただき、講座は和やかな雰囲気で終了しました。
参加者の感想(参加人数 54名)
- 目からウロコな学びがたくさんで、とてもタメになりました。写真を撮るのがもっと楽しくなりそうです。
- 何も考えずに写真を撮っていましたが、上手になれる方法があることを知り、うれしくなりました。
- 写真のテクニックだけではなく、撮るときのマインドについてもお話しいただけたところがすごく良かったです。もっともっと写真を楽しんで普通の毎日をキラキラさせたいと思いました。
- 知らなかったスマホの機能をいくつも知ることができてよかったです。渕上先生の説明、とても分かりやすかったです。