10月3日(火)、呉羽・五福地域会が主催し、福田食品と三和食品の工場見学に行きました。
まずは福田食品の「茶わん蒸しと大学芋」工場の見学をおこない、福田社長から説明を伺いました。
茶わん蒸しはたまごと出汁の配合が絶妙で何回か濾して滑らかな食感にするそうです。具材の尾付き保水材不使用のエビ、干しいたけから良い出汁がでます。具材を追加して家庭でアレンジすることもでき、業務用、生協、一部通販のみの限定販売です。
大学芋は飴の原料が砂糖の中華タイプ、水あめの日本タイプと2通りあり、飴落ちしづらい日本タイプを作っています。製造はオートメーション化もされていますが、いもの揚げムラ、焦げ、欠けの選別は人の目で確実におこなっているため、安心して利用できます。
原料が違う3種の大学芋の試食をさせていただきました。中国、インドネシア、日本の五郎島金時です。どれも美味しいのですが、一番人気は皮つきの五郎島金時でした。
福田社長から「茶わん蒸しの蒸し方は、フライパンか鍋を使用すると全体を均一に蒸せ、後片付けも簡単なので蒸し器よりおすすめです。またアレンジの際はマイタケは使わないこと。固まらなくなるので、使う場合は蒸した後にのせてください」と説明していただきました。
三和食品では大根寿しと昆布巻きについてのお話を伺いました。大根寿しは夏の閑散期の有効活用であり、夏場の発酵食品の製造は難しく何度も試作を重ねて発売に至った経緯があります。工場見学をさせていただき、製品に使用する魚は船内冷凍した物を流水解凍し鮮度の良い状態で下処理をおこなっていることがわかりました。見学後、直売所では大根すしや昆布巻きなど数種類を試食させていただき、みなさんお買い物を楽しんでおられました。
工場見学で生産者の方から直接説明を伺うことで、おいしさの理由がわかり、清潔な工場で作られていることを自分の目で確認し、一層安心して利用することができます。また実際に試食をさせていただいたことで、「おいしさを実感した、また利用したい」との声がありました。
参加者の感想(参加人数 19名)
- 製造過程を直接みて説明を聞くと、安心して購入してみようという気持ちになります。生産者の顔が見えるのはいいですね。
- 利用者に美味しくて安全なものをお届けするため努力を重ねておられることがよく分かりました。材料の吟味、調理法の工夫などおいしさの秘密がわかり感心しました。
- 福田食品さんで五郎島、中国、インドネシアのサツマイモで作った大学芋の食べ比べができてよかった。やっぱり皮つきの五郎島がおいしい。
- 三和食品さんで大根すし、昆布巻きいろいろ試食ができて良かった。