9月20日(水)、婦中町地域会が主催し、セイアグリーシステムに見学に伺いました。セイアグリーシステムが運営している福岡町のレストラン フェルベールを会場に、伊勢社長よりお話しを伺いました。
セイアグリーの社名は「誠の農業」から由来しており、サルモネラフリーの健康卵を生産しています。産まれたての卵は表面がクチクラという成分で濡れていて、空気は通しますが、かびや細菌は通さず卵を守っています。そのためセイアグリーシステムでは卵を洗わずに出荷しています。
今年の夏は猛暑で卵が小ぶりになり、鶏卵の生産者も大変だったようです。
お話を聞きながら、実際に産みたての卵を割って中身を確認しました。若い鶏から産まれる卵は殻がしっかりしていて、双子の黄身になりやすいそうです。大き目の卵を割るとお話しの通り双子の卵が出てきました。
「鶏は一生にどのくらい卵を産みますか?」の質問に「生後120日から産卵用養鶏場に移し15ケ月飼育します。その間330個程度産みます。15ケ月で一斉に鶏舎を空にして消毒と洗浄をおこない1ヶ月経ってから生後120日の鶏をいれます。そのため安心できる健康卵が産まれます」と答えられました。
商品の学習後、セイアグリーシステムの健康卵をふんだんに使用したランチをいただきました。メインは卵たっぷりのオムライスです。食後のデザートは看板商品のたまごシフォンケーキです。ふわふわで食後でも軽く食べられます。
とやま生協ではフェルベールのクリスマスケーキを取り扱う予定です。昨年より種類も増えるそう。楽しみですね。
伊勢社長の優しい語り口の中に卵に対する愛情を感じました。参加者のみなさんは卵についての新たな知識も増え、和やかな雰囲気の中、楽しい時間を過ごしました。
参加者の感想(参加人数 13名)
- 産まれたての卵はクチクラという薄い膜で覆われ、空気は通して雑菌は通さないことは勉強になりました。
- 卵を産んでくれる鶏の健康を一番に考えている会社だと思いました。
- 大きさで卵の栄養価が違うと思っていましたが、栄養バランスは同じということがわかりました。