8月1日(火)、堀川事務所にて「夏休み親子平和企画」を行いました。富山大空襲の日に合わせて、親子で平和や戦争について考える機会を持ってもらいたいという思いから、富山ブロック平和委員会で企画しました。
<企画内容>
- アニメ「一つの花」
- 絵本「りんこちゃんの8月1日」読み聞かせ
- 戦中戦後物資の展示(千人針、防空頭巾、召集令状など20種類程度)
- 脱脂粉乳の試飲(戦後ユニセフの支援で給食で飲まれていた)
- スイトン作りと玄米ご飯の試食
読み聞かせの絵本の内容は、絵本作者であるむらかみりんこさんの実体験であり、参加者のみなさんはいろいろな思いを持ち、聞き入っている様子でした。
また、戦中戦後物資は初めて見る方も多く、千人針や招集令状など約20点の展示の説明に耳を傾け、見入っていました。
その後行った脱脂粉乳の試飲では、当時の給食で飲んだ物より現在の脱脂粉乳はかなり美味しいと感想が出されていました。
ペットボトルに入れた玄米を小学生全員に配布し、菜ばしでついて精米する作業を行ってもらうと、夢中になって作業をしてくれました。白米で簡単に食べられるのが当たり前の時代からすると、「ごはんを食べるために玄米をすりつぶすことからやっている昔の人はすごいと思った」という感想も聞かれました。
スイトン作りでは溶いた小麦粉をスプーンで入れてもらう作業を小学生のみなさんにお願いし、真剣に取り組んでくれました。玄米とスイトンが美味しくて、おかわりしている参加者もいました。スタッフの委員さんからは「玄米ごはんが小学生に好評だったのは意外でした」という声もありました。
企画を通じて、親子で平和や戦争について考えるよいきっかけになったと思います。
参加者の感想(参加人数 14名(うち、小学生5名))
- スイトン作りが楽しくて美味しかった。
- 展示されていた物が戦争で当時使われていたとわかりました。戦争は嫌いです。
- 展示物資を間近でみたのは初めてで特に赤紙に興味が出ました。この紙1枚でいろいろなことが始まったり終わったりしたのかと思うと。
- 祖母から空襲の時、布団をかぶって神通川の河川敷に逃げた話を聞いていたが、「りんこちゃんの8月1日」はまさにその話であり、立山醤油工場は近い場所で子どもの頃から見てきた建物なので戦争を身近に感じました。花火大会開催日にお話を聞けたのは意義深いと思います。