7月14日(金)、富山センターにて、「プロ直伝 おそうじ基礎講座」を行いました。
講師は「ハウスクリーニングのAQUA」の社長、紙屋 剛さん。
「プロだからと言って汚れが簡単にとれるわけではない。根気と知識と少しの技術があれば家でもマネできる」と、汚れの原因や掃除の仕方について教えていただきました。
汚れには水への溶けやすさや取れやすさなど様々な性質があり、それぞれに合わせて酸性・中性・アルカリ性の洗剤を使い分けます。化学反応をうまく使うことが大切なんだそう。
また、エアコンのそうじが忙しい季節とあって、エアコンのカビについて詳しく説明していただきました。涼しくなってきてもエアコンを使用しているお盆過ぎに、一番カビが生えやすいそうです。内部クリーン機能(エアコンの中を乾燥させてカビの繁殖を抑える)を使っていても、すべてのカビは防げないため、定期的なフィルター掃除が大切だということでした。
講座の中で紙屋さんは繰り返し、「汚れに気づいたときにすぐ掃除することが何よりも大切」と説明されました。固まった汚れはプロでも簡単に落とすことはできないため、「明日やろう」と考えて掃除を忘れてしまう前に取り掛かることが一番だそうです。
説明の後に行われた質疑応答では、浴室や網戸など各家庭で困っていることについて質問が活発に飛び交い、それぞれの場合について掃除の仕方や汚れの原因を丁寧に説明していただきました。
最後に、実際にプロが使用している掃除用具を紹介すると、参加者のみなさんは道具の名前をメモしたり写真を撮ったりして、「早速掃除に取り入れたい」と声を交わし合っていました。道具の説明を聞きながらも、「食洗器の汚れは?」「シンクの掃除は?」などと質問が途切れなく続き、プロの知識に興味津々な様子でした。
(参加人数 35名)