富山県生活協同組合連合会が主催し、八重津浜海岸(富山市)と六渡寺海岸(射水市)の2会場で海岸クリーン作戦を開催しました。
八重津浜海岸303名、六渡寺海岸208名、合計511名(内、とやま生協合計 231名)が参加し、海辺のゴミ拾いや、マイクロプラスチック(※)調査を行いました。お子さんを連れてご家族で参加された組合員の方も多くみられました。
八重津浜では、公益財団法人 環日本海環境協力センターの方にご協力いただき、3地点で調査を行いました。パネルを使ったマイプラ調査の説明や指導補助があり、実際に1ℓ分の砂(縦20㎝×横20㎝×深さ2.5㎝)を採取し、ふるいにかけ選別したところ、発泡スチロールの破片や人工芝の破片など、色鮮やかなプラスチック破片が採取されました。
特に用水などから流れ着いたと推測される肥料コーティングカプセルが多く採取され、参加者からは、「マイクロプラスチックを実際に採取したことで、プラスチック問題の現状を知ることができました」との感想が聞かれました。
八重津浜海岸で参加者が集めたゴミの総重量は687kg。(六渡寺海岸では、ゴミの重量調査は行っておりません)たくさんのゴミが落ちていたことがわかりました。また、ゴミ拾いやマイクロプラスチック調査を通して、普段の暮らしの中から出されるゴミと海辺の環境を考える機会となりました。
(※)マイクロプラスチックとは、プラスチック類の海洋ゴミなどが、波や紫外線などによって砕かれた5mm以下のプラスチックのことを指し、魚がエサと間違えて食べてしまうといった問題などが出ています。
【参加者アンケートより】
・子どもたちも楽しくゴミを拾えて、環境についても考える機会となってよかった。
・発砲スチロールが粉々になっていて、動物が食べてしまうと大変だと思いました。
・たくさんのゴミがあってびっくりした。マイクロプラスチック調査でいろんな種類のゴミがあり、勉強になった。