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設立趣意書

設立趣意書

近年、BSE問題、鳥インフルエンザ問題、食品表示の偽装事件と食を取り巻くさまざま不安な出来事が相次ぐ中、組合員の「食の安全・安心」に対する意識が高まり、 安全なものを安心して食べたいとの思いと願いを受け、富山県生協では2002年度~2004年度にかけて全国に先駆け各専門家の方々と共に「商品安全認証システム」を実現させました。

この成果を引き継ぎ、さらに食の安心安全を基盤に地産地消の推進・地場産業振興と次の時代の要請に応えていくことが必要と考えています。
食の品質向上の実現には、より高い品質の確保とおいしいものを作り続けたいと思う強い志、そのことを実現するための技術的・経済的な課題を克服する必要があると考えます。
食の安全品質確保を生産・製造する取引先と利用する組合員、さらに販売する富山県生協とそれぞれの立場で考え、お互いの思いや願いを素直に真剣に交流し、 協力し合うことにより実現していく永遠の課題であると考えます。

「商品の品質確保の向上」を実現していくことを基に、地産地消の推進と地場産業振興を実現することで、組合員満足の向上と地域へのお役立ちを実現します。
組合員・取引先・富山県生協からの経済的支援を基盤に、 食に関する最新の情報の提供や設備・施設改善への「資金協力」「生産製造現場の人材育成の協力」など効果的で具体的な支援をしていく制度「食の安心基金」を立ち上げます。
そして、この制度を運用する機関として「食の安心研究所」をここに設立します。

2006年6月20日 食の安心研究所準備会一同

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